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【八頭郡若桜町】レトロな駅舎と貴重な鉄道設備の残る観光地・若桜鉄道若桜駅

鳥取県八頭郡若桜町で人気の観光地、「若桜鉄道若桜駅」に行ってきました。現在でも駅として利用されているほか、リノベーションされた駅舎や古くからの施設などが観光展示されています。昭和レトロな雰囲気がただよう駅舎や構内の入場可能なスポットを見学しました。利用方法とともにレポートします。
若桜駅利用方法
クラシカルかつモダンなデザインの「きっぷうりば」です。こちらで駅の入場券を販売しています。
こちらが300円の入場券です。鉄製のハサミでパチンと切り込みを入れてもらいました。自動改札機のない時代は、こんなふうに駅員さんに切符を切ってもらっていたんですね。小さいお子さんにとっては、ちょっとした歴史の勉強になります。入場券は切符のように回収されないため、持ち帰り可能です。
若桜駅構内
ホームの向かって右側には、SLとディーゼル車が見えます。
向かって左側には、緑色の車両が置かれていました。若桜鉄道ホームページによると、若桜鉄道の車両は2025年現在、主に3種類運行しているようです。青い車体の「昭和号」、赤い車体の「八頭号」、そして緑色の車体の「若桜号」の3種です(その他のラッピング列車もあります)。こちらはおそらく若桜号の車両ですね。
趣を感じる昔風の駅名板です。鉄道ファンなら写真に収めたくなるかもしれません。
貴重な鉄道設備
SL車両の方向を変えるための「転車台」です。蒸気機関車はディーゼル機関車や電車と違い、一方向にしか走れません。そのため、終点の駅で進行方向を逆にする必要があります。転車台はそのための設備です。この大きな機械に機関車を乗せ、人力で動かして方向転換をしていたということに驚きます。保存、観光以外の蒸気機関車が廃止となって以来転車台もその多くが姿を消しました。若桜駅の転車台は、現存するものとして国内でも貴重な資料となっています。
若桜駅まとめ
公共交通機関であり観光地でもある若桜鉄道若桜駅を訪れました。時期によっては駅構内でSLトロッコ乗車体験などもできるようです。一般開放日でも迫力のある蒸気機関車や歴史を感じる鉄道遺構を見ることが可能で、夏休みの自由研究のテーマにもおすすめです。駅周辺に無料駐車場があるため、自家用車でも出かけられますが、興味のある方はぜひ鉄道を利用して観光を楽しんでみてください。
住所 | 鳥取県八頭郡若桜町若桜 若桜駅 |
開館時間 | 9:00〜17:00 |
関連リンク | 若桜鉄道公式HP |